ZL-SP ANT のリペア

2001,09,25

　　今回は
　アンテナを全部下ろして
　総点検する事にしました。
　釣竿、フィダー線、バラン
　等の点検交換を行います。
　－－－－－－－－－－－！
　フィダー線は全部交換
　釣竿は折れたエレメントを交換
　ブームとマストは軽い物に

　　ブームはアルミ製で
　４ｍの洗濯物干し竿
　２本つなぎます。
　後で４．６ｍにカットします。
　－－－－－－－－－－－－－！
　一本のパイプを縦に割って
　他方のパイプを差し込みます。

　　ブームの接続部分
　－－－－－－－－－－！
　パイプのカットは
　グラインダーカッターで
　約４０ｃｍ位開けました。
　他のパイプを挿入して
　２本のボルトで固定します。

　　新しく準備したZL－SP
　左端がバックエレメント
　左から２番目にＴ字に見えるのが
　フェーズラインのスペーサー
　更にその右がバランと
　インピーダンストランスが入ったケース
　仮付けテスト用です。
　ケースは３５ｍｍのフイルムケース
　右端が輻射器

　

　　エレメントの作りは
　約８０ｃｍ位の塩ビパイプの左右に
　釣竿（万能竿　約￥９８０円位）を
　其々差し込んで作っています。
　－－－－－－－－－－－－－！
　３００Ωのフィーダーをそれに添わせて
　ビニルテープで固定しています。

　

　　左右の写真はアンテナアナライザで
　インピーダンス、ＳＷＲ調整中
　輻射器の長さをカットandトライ
　地上高も変えながら測定します。
　高さは2.1ｍと3.5ｍの2点で確認
　－－－－－－－－－－－－－！
　アナライザはＲＦ－１を使いました。
　ＨＩＣ局よりＢＲ－２００借りましたが
　重くて落下の危険があり止めました。

　　アンテナアナライザで
　インピーダンス、ＳＷＲ調整
　をした内容です。
　給電部のバランの所は
　２種類の物を使用

　左の写真は給電部の
バラン（手前コア）と
（ＣＱ出版ワイヤーアンテナＰ－１１１より）
５０Ω：７５Ω変換トランス（後方）
（ＣＱ出版アンテナ調整ハンドブックＰ－１５７より）

右の写真は
７５Ω：５０Ω平衡不平衡トランス
（ＣＱ出版ワイヤーアンテナＰ－１１１より）

§ コーヒーブレイク §

　左の写真はラジエーターの
共振周波数測定をしている所
右の方に見えるのが自作ディップメーター

右の写真は
ラジエーターに付けたコイル

測定結果は２１．７５ＭＨＺでした。

　左の写真のパーツに
給電部のマッチング回路を
取り付けます。

右の写真は
左のパーツを組立
下部にマッチング回路を
置きイメージしたものです。

マッチング回路は少し前に書いていた
バラン＋５０Ω：７５Ω変換トランスです。

　２００１年９月２１日

昨日まで風は無かったのですが
強風の中何とか上げました。

アルミパイプのブームが
少し下へ曲がっています。

でも今迄と比較すると
随分軽く扱い易くなりました。

　　今回の結果

　アンテナの所で測定する
　予定でしたが強風の為
　室内で測定する事にしました。

　大変満足の良くものでした。

９月２４日風が弱くなり早速アンテナに登ってきました。

フェーズライン

給電部－１

給電部－２

　給電部へ（バラン＋５０Ω：７５Ω変換トランス）
直接コネクターを使いアンテナアナライザを接続し
ＳＷＲの測定をしている所です。
結果は次の所で見て下さい。

フロント方向のブーム　かなり曲がっています。

　　結果は上々
　本当にビックリする位素晴らしい
　結果が出ました。

　このアンテナのデーターは
　ＪＡ６ＨＩＣ局から頂きました。

　感謝感謝です。

　　アンテナ製作のデータを
　ここに上げています。
　作られる方は是非参考にされて下さい。

§　アンテナを修理したついでに写真撮って来ました。 §

素敵な眺望？？　見えるかな！

　再び上がった２１MHZ

ZL－SP

しばらくは壊れない様に・・・・・！！！

以上でお終いです。


　作りのデータは今迄と同じですが
今回の数値は違っています。
前のものは何処か作りがおかしかった可能性が
有りそうです。
残念ながら以前のデータは残っていませんが
確かＳＷＲの最低が２１Ｍｈｚの手前だったと
覚えています。

　３エレ釣竿ＺＬ－ＳＰアンテナの修理
長々と
お付合い頂き有難う御座いました。

追
　０１年９月２７日　朝　また、・・・・！！！
エレメント１本傾きました。カラスと思いますが・・
くやし～～～～ぃ

JA6DWO ﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞ

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